こんにちは!
温もりホットYogaSalonGroup ひよこ坂戸店、兎霞ヶ関駅前店インストラクターのmiwakoです😊
パタンジャリのヨーガスートラという本にこんな文章がありました。
快楽と苦痛の体験は全て、外から来るのではなく、私たち自身の心の「翻訳」なのだ、ということを理解する。それが理解できた時に、私たちは何ものからも苦しめられることなく、何ものも私たちを不幸にすることはできないということがわかる。
苦しみの原因が自分自身の心であると知るとき、外の世界や他の人々をとがめずに、むしろ自分の心そのものを正しそうとする。
物事をどう翻訳して、認識しているか?
私はどんなフィルターを通して世界を見ているか?
そもそも、そこにフィルターがあることを知っているか、知っていないかでは、大きく感じ方が違うかと思います。
私たちは、物事のあるがままを見ているのではなく、見た後に自分の言葉に、またはイメージに変換して捉えています。
同じものを見ても、人それぞれ感想が違うでしょう。
感想ではなく説明(描写)をしたとしても、注目している点は人によって違うでしょう。
正しく世界を見ようとする、と言っても、
「正しさ」にも正解はなく、あなたが何を正しいとするかによって変わるものです。
じゃあ、どうするか?
ヨガでは、「理解力」を使いましょうと言います。
理解力を育みましょう。
意識レベルの高いところです。表面の移り変わりやすい感情ではなく、もっと深いところの頭を使いましょうという感じです。
理解力はどう育んでいけばいいでしょう?
「たくさんの視点を持つこと」が効果的であると考えます。
物事を一面から見るのではなく、いろんな方向から見ることができると
見える世界が変わります。
思い込みを外すことは、自分を変える、人生を変える大きな1歩です。
これはできないと思い込んでたけれど、こういう方法もあったんだ!!という発見は、
大きく成長するきっかけとなります。
どんなものにも必ずメリットとデメリットがあります。
いろんな見方ができるということは、ニュートラルな視点を持とうとするということでもあると思います。
正しく捉えることはできなくても、なるベく正しく捉えようとする。
色の濃いレンズのメガネで見るのではなく、せめて薄い色、透明なレンズを通して見ようとすること。
結局、その後にどう認識するかは、自分次第です。
でも選択肢が多い方が、より良い選択ができることでしょう。
ヨガの哲学は、たくさんの視点を持たせてくれます。
私の今持っている視点を変えてくれます。
ヨガ哲学でなくても、
私は「言葉」が大事であると考えています。
日本語でも、同じことを言うにもたくさんの表現があります。
例えば、「優しい人」という言葉は、
「思いやりのある人」「気がきく人」「慈悲深い人」「紳士的な人」「穏やかな人」などと言い換えることができます。
そして、同じことを言おうとしても、それぞれ微妙に印象が違うわけです。
いろんな言葉を知っている、使うことができるというのも、たくさんの視点を持つことにつながるのではないでしょうか。
このことをうまく説明してくれている文章を見つけました。
これは、なんの本かわからないのですが…引用します。
「言葉を獲得することによって、深く考えることが可能になり、思考によって感情は育ち、周囲のひとと関わった体験や書物などから得た知識によって味わった感情を、自分の中で言語化してじっくり考える。この繰り返しを通して、想像力や感受性は鍛えられていくものなのではないでしょうか。」
理解力もこのように鍛えられていくのではないかと思うのです。
私たちは、まず物事を正しく判断できるように
自分の心が中立であるかどうかよく確かめること。
秤のメモリがゼロでなければ、秤に乗せたものの重さを正しく知ることはできません。
そして、理解力を持ってそれを見ることができる力を育てていくこと。
そうしていくと、何も私を苦しめることはないということがわかるのだといいます。
もし苦しいことや不満に思うことがあるのなら、それは自分に問題があるのだと。
私たちは世界や他者を変えることはできませんが、
私を変える力は持っています。
人生は簡単ではないけれど
簡単にしていくことはできるのだと。
困難やストレスをなくすことはできないけれど
そこからの影響を減らすことはできます。
私は自分を幸せにできる力を持っています。
だからそうすればいいのです。
状況がなんら変わらなかったとしても
自分の世界を見るフィルターが変わるだけで
世界はガラリと変わります。
ヨガを通して得た知識や体験は、それまで抱いていた「なぜ?」を見事に解決してくれました。
また、それまでの運動では得られなかった体の変化を感じました。
今では、一生かけて深めたいものとなりました。
共に豊かに、成長していけたら幸いに思います。
人生のお供にヨガを。
お会いできるのを楽しみにしております!