”誰一人として傷つけず、 ご自身も少しも傷つけない生き方” とは まとめ

温もりホットヨガ坂戸店、インストラクターの
makiです。

 

 

今回のシリーズをまとめて読みたい
というリクエストがありましたので、
1~6まで一度に公開しちゃいます!

 

 

読みのがした方も一気に読めて
イイですね(*‘∀‘)

 

 

それでは、さっそくいきましょ!

 

 

<1>

 

質問です。

 

この人だ~れ?

 

IMG_0450

フフフ、私です。

 

私は木があればどこでも登っちゃいます(*‘ω‘ *)
(コレはハワイに行った時の写真)

 

自由だね~

 

 

とよく言われます。

 

ハイ!

 

 

もともと自由な性格でしたけれど、
ヨガをしてさらにそれに磨きがかかった感じ。

毎年、若返ってる気がするなぁ。。。。

(´◉◞౪◟◉)(´◉◞౪◟◉)(´◉◞౪◟◉)

 

そんな私のことだから、
規則とか規律とか、そうゆうの

すご~く苦手(*´Д`)

 

 

ヨガを始めた当時は、非二元論派(※)の先生に属していたので、
※今度説明します。

 

自分の中にすべて答えがあるんでしょ?
だったら、規則とか哲学とかいらないじゃない((+_+))

 

 

と思ってました。

 

 

 

なので、ヨガに規則のような要素が
あることは知ってはいたけれど、

とりあえず、すべて無視(;^ω^)

 

という期間がありました。

 

 

 

瞑想をはじめるようになって
すこし考え方が変わり、

(私にとって)道徳律(※)は大切なものだ。

 

 

※ヨガ哲学に似たもの。
私のしている瞑想は上座仏教をベースとしているため、
道徳律という言葉を使う。

 

 

ということに気が付きました。

 

 

例をあげましょう(*‘∀‘)

 

 

美白になりたいと思う人がいます。

 

ある人は、

 

白い肌を作るトマトを食べよう(^^♪

 

と思います。

 

別の人は、

 

日焼け止めを塗ろう(*‘ω‘ *)

 

と思いました。

 

 

なんか。。。。

 

 

どちらかだけでは、
本当に美白になれなさそうじゃないですか?

 

 

両方同時に行うことで
美白になれる気がしますよね?(*‘ω‘ *)

 

 

ヨガも同じです。

 

 

アーサナにより体を整え、
道徳律より口を整え、
瞑想によって心を整える。

 

 

こうすることで最大の効果が得られる気がします。

 

 

これを私は、

 

サンドイッチ療法

 

と名付けました(勝手に!)。

 

少し、道徳律に興味が沸いてきましたか?

 

<2>

 

 

前回、道徳律が大切だという話をしました。

 

 

それでは、具体的に、道徳律とは
どういったものでしょうか。

 

 

例えば、

 

ア・ヒンサ

 

という戒律があります。

 

これは直訳すると

 

非暴力

 

つまり、

 

誰一人として傷つけず、ご自身も少しも傷つけない生き方

 

ということになります。

 

 

子どものころから、

人を傷つけてはいけない、
人に迷惑をかけてはいけない

 

と言われ育ってきた方は多いのではないでしょうか。

 

それでは、ご自身は?

ヨガでは、自分自身を大切にすることも
非常に重要視しています。

 

 

私は、いい人になればなるほど
心の中は汚れていくような気がして、
すごく悩んでいた時期があったので、
この考えにすごく感銘を受けました。

 

 

と同時に、

 

言っていることは素晴らしい。
でも現実には難しくないかなぁ(*´Д`)

 

 

と思ったことも事実でした。

 

 

だって、側にいるだけで、
自分を傷つけてくる人もいるでしょ?

 

 

とずっと思っていました。

 

 

そして、その答えは、ブッタの言葉の中にありました。

 

 

「もしも、汝が賢明で協同し礼儀正しい明敏な同伴者を得たならば、
あらゆる危難にうち勝ち、こころ喜び、気をおちつかせて
彼らとともに歩め。

しかしもしも汝が、
汝が賢明で協同し礼儀正しい明敏な同伴者を得ないならば、(略)
犀の角のようにただ独り歩め。」

つまり、良い仲間を得たならば、一緒に歩めばいいけれど、
良い仲間を得ないならば、

 

 

たった一人で歩みなさい。

 

 

とそういっているのです!

 

 

そう。

 

 

上座仏教(ヨガ)は、

決して博愛的ではない

 

のです。

 

でも、日本社会で生きていく中で、
そんな考え方がはたして通用するのだろうか。

 

と考えていた時期もあります。

 

 

そんな時、とあるヨガのインストラクターから言われた言葉を思い出しました。

 

 

「あなたは、もっと自分の幸せに責任を持たなければいけない。
人のことを考える前に、自分がどうしたいのか、もっと真剣に考えなければいけない。

 

あなたが、誰かを可哀そうだと思っても、その人は救われないし、そもそも
その人は可哀そうではないのかもしれない。

 

なのに、あなたが、その人のことを可哀そうだと思うことで、
その人は本当に可哀そうな人になってしまう。」

 

 

この言葉を聞いたときは、

 

 

ずいぶん厳しいことをいう先生だな。
大体、後半部分わけがわからん。
(※後半部分に関しては、また今度説明します。)

 

 

と思っていたのですが、
数年後に思い出して、
すごく納得したのを覚えています。

There is no free lunch.

 

という英語の諺があります。

 

 

日本語にすると、

 

ダタ飯食いはない。

 

ということになるのでしょうか。

 

自分らしく生きる時、

 

誤解されることも
嫌われることも
孤独を感じることも

 

あるかもしれません。

 

自由を手にすると同時に、
何かを捨てなければいけない

 

こともあるかもしれません。

 

それが嫌なら、今のままでいいし、
それであっても、現状を変えたいと思うなら、
変えればいい。

 

でも、それを自分の意思で行わない限り、
全てのことを人のせいにして、一生を終えるのだと、
この言葉を思い出して、直感的に思いました。

 

そして、私の出した答えは、

自分に嘘をつかないで、
生きていこう。

 

自分を大切にして、
人も大切にして
生きていこう。

 

難しいかもしれないけれど、
やってみよう。

 

ということでした。

 

それでは、そのように生きるためには、
何が必要で、どうしていけばいいのでしょうか。

 

<3>

 

前回、

 

ア・ヒンサ

 

の話をしました。

 

その戒律を守るための実践法を今回
お話するのですが、

 

 

その前にもう一つだけ、
大切な戒律を紹介させてください。

 

サティア

 

 

というものがあります。

 

 

これは直訳すると

正直

 

ということになります。

 

 

具体的には、

嘘をつかない。
物事を大げさに言わない。
作り笑いをしない。
お世辞を言わない。

 

 

などになります。

 

 

戒律の順番としては、
アヒンサの方が重要なのですが、
サティアも、はじめて聞いた当時は。。。。。

 

日本社会では難しいでしょう(*_*)

 

 

って思っていました。

 

 

この話を知った当時、
私はマーケティングという仕事をしていたので、
物事は大げざにいってなんぼって思っていました。

 

 

嘘をつかないで生きていくなんて
よっぽど恵まれた環境にいる人か
よっぽど能力のある人か
もしくは、少々おめでたい性格の人
だと思っていたので、

とりあえず、無視(2回目)

 

しようと考えていました(;^ω^)

 

 

しかし、前回話したように、
とりあえず、やってみよう、
無理だったらやめればいいや

 

 

と思って、普段の生活から、
この戒律に従って生きるようにしたら、

ものすご~い効果がありました。

 

 

私は、社会人ディベートクラブに属していて
論理的に話すのは得意な方だと自負していたのですが、

人から尊敬されないタイプでした。

(*´Д`)(*´Д`)(*´Д`)

 

 

ところが、この戒律を守るようになってから

 

一目置かれるようになったのです。

 

相変わらず、結構ハッキリものをいう性格は変わっていないのに、

 

比較的、好感を持って取ってもらえることが多くなった

 

 

というか。。。。

 

何より

言葉にパワーがある
自信がついてきた

 

ことがすごく大きいです。

 

 

昔はたとえ、評価されていても、
あまり自信はありませんでした。

 

 

嘘を言っていない時でも、
何となく言っている言葉が
薄っぺらく感じてしまうこともありました。

 

 

しかし、最近はどんなに有名な人を前にしても

落ち着いていられる(昔よりは!)

 

 

そして

私は私

 

と思えるようになりました。

 

道徳律はすごい効果です。

 

<4>

 

それでは、

誰一人として傷つけず、 ご自身も少しも傷つけない生き方

の実践編です。

コレには、3つのキーワードがあります。
(※コレは私の考えた分類です。)

  1. 沈黙力

  2. 自立心

  3. 繊細さ



1.沈黙力


今日は、1.の沈黙力についてお話しますね。

私の瞑想の先生はよく

Talk less, Sit more
(お話を少なくして、瞑想する時間を増やしましょう)

と言います。

人は口を開けば間違える。

とも言います。

三島由紀夫著「葉隠入門」には
こうあります。

 

忠告は無料である。
われわれは人に100円の金を貸すのも惜しむ代わりに
無料の忠告なら湯水のごとくそそいで惜しまない。

しかも忠告が社会の潤滑油となることはめったくなく
人の面目をつぶし、
人の気力を阻喪させ、
恨みをかうことに終わるのが十中八九である。

そう。

 

本当に優れた人というのは、

すべてを分かったうえで黙っている

ことが出来る人なのだと思います。

 

 

これををヨガ哲学の側面から解説すると、
下記のようになります。

人は自己に限りない執着を持っています。

そして、自己の考えに対しても
果てしない執着を持っています。

 

ですから、人が自分と同じ考えでないと、
同じ価値観でないと許せないのです。

相手の尊厳を踏みにじってまで、
自分の思い通りにさせたいという支配欲

 

 

にご自身自身気が付かないことが多いのです。

 

 

私はこの話をはじめて聞いたとき、
あまり納得できず、

えー。
正しいことを正しいと言えない
世の中だから、
こんなにいじめの問題とか
起こるんじゃないの?

 

 

と思っていました。

 

 

しかし、「正しさ」も、見方によって変わることがありまし
納得してもらえないなら、意味がないのだと最近思えるようになりました。

説明は、話し上手。
説得は、聞き上手。

とも言われますが、

人は自分の話を聞いてくれる人に
心を開くものです。

 

 

自分はそんなつもりじゃなくても
勘違いされてしまうことってありますよね。

 

 

ですから、やはり

沈黙力

 

言うか言わないか
迷ったら言わない。

 

よく考えてからものを言う。

 

ワタシもできないこと、よくあります。。。

 

<5>

 

2.自立心

 

今日は、2.自立心についてお話しますね。

 

自立には、経済的自立と精神的自立の2つがありますが、
ここでは

精神的自立

 

の意味になります。

 

ところで、自立の反対は何でしょう?

 

 

そう。

依存

 

です。

 

 

 

それでは、依存した状態とはどのような状態でしょうか。

 

 

エーリッヒ・フロム著「愛するということ」にはこうあります。

ほとんどの人が、
おしゃべりもせず、
タバコも吸わず、
本も読まず、
酒も飲まずに、
じっとすわっていることができない。

そんなふうにしていると、
そわそわと落ち着かなくなり
口や手でなにかせずにはいられなくなる。

 

そうなんです。

ほとんどの人は、何もしないということが出来ません。

 

それはなぜでしょうか。

それは、心の中には常に、
怒り、焦燥感、嫌悪などの感情があり、
落ち着きがなく、

その感情と向き合う方法も
付き合う方法も習ってこなかったので

大きな感情の波が起こると
その原因を内側ではなく
外側に探し始める

のが普通の人間のすることだからです。

 

それでは、どうすればいいのでしょうか。

 

皆さん、予想通り

瞑想

 

が一番ですが、本日は私たちが陥りやすい落とし穴について
お話したいと思います。

 

 

銀色夏生さんの詩の中で

子どものできる一番の親孝行は
親を捨てることである。

 

という部分があります。

 

別に捨てる必要はないと思いますが、

親、先生、友達、恋人が、
自立の妨げになることがある。

 

ということを知っておくのは良いかもしれませんね。

これがないと生きていけない。
この人がいないと生きていけない。

 

そんな風に思うことがあれば
すこし注意が必要かもしれません。

 

<6>

 

3.繊細さ

 

傷つきやすい世の中で、
強さ(権力、情報、お金)がものをいう世の中で、
”繊細”であることは、一見不利のようにも思えます。

しかし、”繊細”であることは、
たいへん重要なことです。

 

エーリッヒ・フロム著「愛するということ」の中で、
資本主義の一番の弊害は、

人間が商品化

 

してしまうことだとあります。

 

愛ですら

 

「わたしは、このくらいの価値です。
だから、相手はそれと同等か、
それ以上でなければいけません。」

 

といったように、人間同士で、

交換機能

 

が働いてしまうわけです。

 

そんな世の中だからこそ、

人びとは心のうちに
深い孤独を抱えています。

心の底では、

安らぎ、調和、ぬくもり

を求めているわけです。

 

 

ですから、

ご自身の心を丁寧に扱うこと。
人の心も丁寧に扱うこと。

結局、そうゆうことのできる人が、

信頼

 

される。

 

 

これは、仕事ができることより、
ずっとずっと大切なことかもしれません。

 

そんな繊細さを身に付けるには、
どうしたらよいでしょうか。

 

それは、

自分と向き合う時間を作る

ことだと思います。

絵をかいたり
日記をつけたり
歌を歌ったり
お散歩したり
瞑想したり

そんな時間を作ってあげて下さい。

仕事が趣味

 

なほど、仕事が好きな人もいるかも知れません。
(私もその一人。)

 

 

でも、やはり仕事となると、責任が生じるので、
気が付かないところで、
案外神経を摩耗させているものです。

 

 

すこしだけ、仕事を減らして、

ゆったりとした時間

を作ってあげてくださいね。

 

 

つなげてみると、5,000字以上に。。。

 

ここまで、読んでくださった方、
本当にありがとうございます。

 

何かご質問等ありましたら、
是非ノートに書いてくださいね。

 

明日も素晴らしい一日になりまりますように!

 

 

maki

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