miwako 精神の成長には後退がない

こんにちは！

 

温もりホットYogaSalonGroupひよこ坂戸店、兎霞ヶ関駅前店インストラクターのmiwakoです。

 

ヨガの教えは、私たちが幸せに近づくためのものです。

 

幸せ＝困難のない状態とイメージしそうですが、そうでもありません。

人として成長したければ、必ず困難を乗り越えることです。

逆に困難を経験することがなければ、成長もありません。

 

困難は、自分の思っていた限界を壊して、できることを広げてくれます。

私たちはプレッシャーがないと自分を乗り越えていくことができません。

 

今日は視点を変えて、自分の困難に対してではなく人の困難に対してのお話です。

蝶のたとえ話がわかりやすかったので、ここにも書いてみます。

 

 

ある蝶が袋の中に閉じ込められていました。

彼女は外に出たくて、袋のなかで必死に羽を動かしていました。

それを見ていた人間の女の子は、蝶をかわいそうに思いました。

女の子は袋をやぶって、蝶を外に出してあげました。

しかし、その蝶は高く飛ぶことはできませんでした。

自由になったのに、どうして？

 

蝶にとって、袋の中か外か、ただ場所が変わっただけでした。

蝶自体は変わっていなかったのです。

 

女の子は、蝶が羽を強く大きくする機会をうばってしまったのです。

…

 

この話のポイントは、もがく姿はみていられないかもしれないけれど、蝶にとって必要だったりするということです。

苦しそうな見た目でも、本人にとって良い経験となったりするのです。

 

 

私たちは人が困難に向き合い苦しそうにしているときに、どうにか助けたいと思います。楽にしてあげたいと。

もしくは、もがいている姿を見ていられずに、手を出して代わりにやってあげちゃったりします。効率の良さを重視して…

 

私もインストラクターをしていて、生徒様が「どこどこが痛い」「なんだか落ち込む日が続いている…」「練習しているのになかなかできるようにならない」など、悩みを持っていると早く解決してあげたいと思います。

しかし、私は答えをあげることができません。

私がどんな道のりを歩いてきたのかや、どんな視点をもっているかや、聞いたことのある情報は共有できるかもしれませんが、それは答えではありません。

答えとなりうることだとしても、実際にそれが効くかどうか、効いたとしてもどれくらい早く効くか、わかりません。その人がその場で消化できないかもしれません。

 

ただ、私は信じています。袋から出た姿を。乗り越える力を持っていると。

 

 

解決が早いから良い、遅いから悪いという考えはありません。

 

これは実は、自分自身に対しても言えることです。

自分が「苦しい」「もうやめたい」「早くどうにかしたい」など思うときに、

同じように考えるようにしました。

自分がもがいたりしている姿はみっともなくて情けなくて、人に見せたくないのですが、じっと待つ時間です。笑

きっと、なんともなくなる日がまた来ると。きっとまた楽しめる日がくるはずだと信じて。

 

 

私たちは見た目では判断できません。

悲しんでいる人が、必ずしも不幸であるとは限らないし、

楽しそうにしている人が、必ずしも幸せであるとも限りません。

泣いている人が、平和であることもあります。

後ろ向きなことばかり発言しているけど、本当はすごい向上心がある人もいます。笑

 

あなたがだれかをどうにかしよう、幸せに導いてあげようと思いすぎなくて良いのだと思います。

もちろん、助けを求められたらできるだけ助けてあげましょう。

でも乗り越えるのは本人です。答えは自分で探さなければなりません。

私たちにできることは、その場に一緒にいること。そして、地に足をつけていること、冷静さ、平和を提供することです。

 

 

ヨガを通して心身健康で在ること、

心に落ち着きを持つことは、

自分にとっても他者にとっても一番の貢献です。

 

 

 

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